SFC(スーパーフライヤーズカード)は、ANAの上級会員だけが持てる特別なステータスカードです。
- ラウンジ利用や優先搭乗など数々の上級会員特典を、半永久的に受けられる
- 取得には一定のハードルがあり、費用や手間がかかる
他にも様々な特徴があるため、メリットとデメリットをよく理解することが大切です。

SFCは本当に持つ価値があるの?
SFCが気になる人、持つべきか迷っている人は、この記事をきっかけにじっくり検討してみてください。
この記事では、SFCを持つメリット・デメリット、実際の体験談まで解説します。
SFCガイド公開中!この記事は③です。
【SFC完全ガイド】
SFC(スーパーフライヤーズカード)の特典からANA上級会員になるための修行ルート、修行で必須のANAカードまで徹底解説!
SFC(スーパーフライヤーズカード)のメリット


SFC(スーパーフライヤーズカード)を持つメリットはたくさんありますが、その中から3つ厳選して紹介します。
各メリットについて解説します。
ANAの上級会員サービスが利用可能
SFC(スーパーフライヤーズカード)を保有することで、ANAの「プラチナサービスメンバー」と同等の上級会員特典を継続的に利用できます。
以下、SFCで受けられる上級会員サービスの一覧表です。
| サービス | 例 |
|---|---|
| 空港・搭乗関連サービス | 優先チェックインカウンター、他 |
| ラウンジ利用のサービス | ANAラウンジの利用、他 |
| 予約・座席関連の優遇 | 国内線座席指定の優先、他 |
| マイル・ポイント関連サービス | フライトボーナスマイル、他 |
| その他 | 専用デスク、他 |
空港・搭乗関連サービス
| 空港・搭乗関連サービス | 内容 |
|---|---|
| 優先チェックインカウンター | 専用カウンターによるスムーズな受付 |
| 専用保安検査場の利用 | 混雑を避けられる専用レーンの通過 |
| 優先搭乗の案内 | 早めに案内される搭乗順の優遇 |
| 手荷物受け取りの優先 | 到着後すぐ受け取れる手荷物の引き渡し |
| 手荷物許容量の優待 | 無料で預けられる荷物の増量枠 |
| 空港での空席待ちの優先 | 空席待ち時に有利となる優先順位 |
| マイカー・バレーの優待(成田空港) | 成田空港での車預かり特典 |
| 羽田空港駐車場の優先予約 | 駐車スペースの事前確保の優遇 |
| 香港国際空港の優先レーン | 手続き時間を短縮できる専用通路 |
ラウンジ利用のサービス
| ラウンジ利用のサービス | 内容 |
|---|---|
| ANAラウンジの利用 | 出発前にくつろげる専用スペース ※SUITE LOUNGEはダイヤモンドステータスが対象 |
| スターアライアンスラウンジの利用 | ANA以外の提携航空会社ラウンジも対象 |
予約・座席関連の優遇
| 予約・座席関連の優遇 | 内容 |
|---|---|
| 国内線の先行予約 | 一般より早い国内線予約の権利 ※2026年5月19日以降の搭乗分はサービス終了 |
| 国内線座席指定の優先 | 希望座席の選択がしやすくなる優遇 |
| 予約時の空席待ちの優先 | 予約時の空席待ち順位の上昇 |
| 国内線座席指定の優先 | 希望の座席を優先して選択可能 |
| 国際線事前座席指定料金の免除 | 事前座席指定料金を免除 |
| 特典航空券・アップグレード特典の優先 | 特典利用時の優先枠 |
マイル・ポイント関連サービス
| マイル・ポイント関連サービス | 内容 |
|---|---|
| フライトボーナスマイル | 搭乗時に加算される追加マイル |
| ライフソリューションサービスボーナスマイル | 提携サービス利用時のマイル加算 |
| ANAゴールドカード / ANAカード プレミアム特別ボーナスマイル | 2,000マイル付与 |
| アップグレードポイント | 各種特典に使える交換ポイント |
| マイルからANASKYコインへ特別倍率で交換 | 通常より有利な交換レートの適用 |
| アップグレードポイントからANASKYコインへの交換 | ポイントのSKYコイン変換の選択肢 |
その他サービス
| 日常・旅行関連の優待 | 内容 |
|---|---|
| プレミアムメンバー・スーパーフライヤーズ会員の特別宿泊プラン | 会員限定の宿泊料金と特典内容 |
| 国内ホテルの優待 | 対象ホテルでの割引や特典提供 |
| ツアー・オンラインツアーの優待 | ANAツアー利用時の割引と特典 |
| レンタカーの優待 | 割引料金やアップグレードの特典 |
| ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード利用時のご優待 | 利用金額に応じたマイル積算と手数料優遇 |
| ボーダレスWiFi「スカイベリー」利用時の優待 | Wi-Fi利用時の割引とマイル加算 |
| ロンドンヒースローエクスプレス利用時の優待 | 利用条件を満たす際の座席アップグレード |
| 専用デスク・コンシェルジュ | 内容 |
|---|---|
| プレミアムサービス専用デスクの利用 | 予約・相談に特化した会員専用窓口 |
| 会員向け限定特典 | 内容 |
|---|---|
| ダイアリー・カレンダーのプレゼント | 年末に届くオリジナル手帳とカレンダー ※2026年版(2025年12月頃発送予定)で終了 |
| プレミアムメンバー限定 ANAセレクション | 限定カタログから選べるギフト特典 |
| 「ANA SUITE LOUNGE」利用券 | 80,000プレミアムポイント限定特典 |
家族カードもSFCのサービスが利用できる








SFC(スーパーフライヤーズカード)の家族カードを発行すれば、本会員と同様にANAの上級会員向けサービスを利用できます。
空港ラウンジの利用、優先搭乗、手荷物サービスなど、ほぼすべての特典を家族と共有できる点が魅力。
家族でANAを頻繁に利用する方にとっては、大きなメリットです。
SFCの家族カードについてもっと詳しく知りたい人は、以下の「SFCの家族カードは上級会員になれる?」の記事で詳細を解説しているので、ぜひご覧ください。


ANAの上級会員ステータスが維持できる
本来、ANAの上級会員ステータスは年間の搭乗実績に応じて更新されるものです。
しかしSFC(スーパーフライヤーズカード)を保有していれば、そのステータスを維持できます。
頻繁に飛行機を利用しなくても、上級会員向けの特典を継続して利用できるのがSFCの大きな魅力。
安定して高水準のサービスを受けられるため、長期的なメリットが得られます。



搭乗回数が減っても、上級サービスはキープ。
これがSFC最大の強みかもしれませんね。
このように、SFCには多くのメリットがあり、ANA好きなら誰もが憧れるステータス会員カードです。
このSFCを取得するために、条件を達成するために飛行機に乗ったりANAの各種サービスを利用することを、SFC修行と言います。
「SFC修行って何?入会条件や特典を紹介」の記事で、まずはSFC修行について基本を抑えておきましょう。


SFC(スーパーフライヤーズカード)のデメリット


SFC(スーパーフライヤーズカード)は以下のようなデメリットがあるため、誰でも簡単に取得できるわけではありません。
各デメリットについて解説します。
SFCを取得するのに時間とお金がかかる
SFCの取得には、ANAプラチナステータスの獲得が前提条件です。
プラチナサービスメンバーになる条件
以下、➊か❷いずれかの条件を達成する必要があります。
- 年間プレミアムポイントが50,000ポイント以上
(半分はANAグループ便の必要あり) - 年間プレミアムポイントがANAグループ便のみで30,000ポイント
+
ライフソリューション7サービス以上利用
+
ANAカード・ANA Pay決済額が400万円以上
※プレミアムポイントとはフライトでしか貯まらない特別なポイント。
航空券の購入金額や搭乗距離、利用クラスなどによって獲得数が変わります。
ANAプラチナステータスを獲得するには、年間で相応のフライト回数や距離をこなす必要があり、時間・費用がかかる点は無視できません。
そのため計画的な行動と一定の予算が必要不可欠。
特に出張のない人にとっては、「SFC修行」と呼ばれる意図的な搭乗が必要になる場合もあります。
SFC修行についてもっと詳しく知りたい人は、以下の「SFC修行は無駄ではない!お金と時間をかけて取得するメリットとは?」の記事をぜひ参考にしてください。


年会費がかかる
SFCは、上級会員の特典が継続利用できる反面、年会費の負担が避けられない点はデメリットと言えます。
| SFC カードの種類 | 本会員 年会費(税込) | 家族カード 年会費(税込) |
|---|---|---|
| 一般カード (全3種類) | 11,275円 | 5,610円 |
| ゴールドカード (全5種類) | 16,500円~ 34,100円 | 8,250円~ 17,050円 |
| プレミアムカード (全4種類) | 77,000円~ 170,500円 | 無料~ 4,400円 |
一般カードの年会費は1万円以上、ゴールド以上になるとさらに高額になります。
年間を通じてANAを利用する頻度が少ない人にとっては、コストに見合わない可能性も。
一方で、ANAを頻繁に利用する人なら、年会費を上回る価値を実感できる場面は少なくありません。



ラウンジや優先搭乗の快適さは、一度使うと手放せなくなるレベルです。
SFCを選ぶ際は、日頃の利用スタイルに合った特典内容と年会費のバランスを見極めることが大切です。
SFCで貯まったマイルを使って飛行機に乗った体験談





マイルが貯まっていたので、マイルを使って特典航空券に交換しました!
SFC(スーパーフライヤーズカード)を活用してマイルをコツコツ貯めた結果、140,000マイルを使って、ANAファーストクラスでのハワイ旅行が実現しました。
必要なマイル数140,000はレギュラーシーズンが対象です。
ファーストクラスの「日本⇔ハワイ」の往復航空券を現金で購入すると、時期によっては100万円以上かかります。
それを140,000マイルで発券できたのはマイル活用の醍醐味と言えますし、SFCの恩恵を実感した瞬間でした。
※運賃は時期や購入方法によって差があります。
状況によって、ファーストクラスの「日本⇔ハワイ」の往復運賃が150万円を超えることも珍しくありません。(参考:ANA公式|航空券予約)
もちろんSFC会員特典として、空港ラウンジの利用や優先搭乗、手荷物サービスなどもフル活用しました。




ゆったりとしたシートで、機内食やドリンクも大満足です。


出発前にはANAスイートラウンジを利用し、搭乗まで快適に過ごせました。



目的地が違う場合、どれくらいのマイルが必要?
もっと近い韓国の場合はどうなる?
日本から韓国をはじめ、目的地別にビジネスクラス/ファーストクラスで必要なマイル数の比較表を作成しました。
ANA国際線特典航空券に必要なマイル数
(往復・レギュラーシーズン)
| 日本から往復 目的地 | ビジネスクラス 必要マイル数 | ファーストクラス 必要マイル数 |
|---|---|---|
| ⇔韓国 | 41,000 | – |
| ⇔ハワイ(ホノルル) | 85,000 | 140,000 |
| ⇔ニューヨーク | 105,000 | 170,000 |
| ⇔ロンドン、パリ | 115,000 | 190,000 |
レギュラーシーズン・必要マイルチャート
例えば「日本⇔韓国」の往復なら、必要なマイル数は41,000マイル。
「日本⇔ハワイ」の場合と比べると、必要なマイル数は半分以下です。



身近な韓国でも、以前有償で購入したときはビジネスクラスの航空券単体で往復25万円以上※かかりました。
マイルで発券できればお得ですね。
※運賃は時期や購入方法によって差があります。
SFC(スーパーフライヤーズカード)に関するよくある質問


最後に、SFC(スーパーフライヤーズカード)に関するよくある質問とその回答を紹介します。
それぞれ回答と共に内容を解説します。
SFCへの切り替え方法は?
ANAカード(クレジット機能付き)からANAスーパーフライヤーズカードへの切り替え方法はこちら。
- ANA「プラチナサービスメンバー」以上のステータスを取得する
→年間で50,000プレミアムポイント以上(うちANAグループ便25,000ポイント以上) - ANAウェブサイトで申込書を請求する
→入会申込書ご請求のページもしくはANAお問い合わせフォームから請求 - 入会申込書を記入・返送
→申込書の指示に従って手続きする - 入会審査・SFC発行
→通常2~3週間ほどかかる現在持っているカードはカード会社に連絡して解約する



現在使っているANAカードは、解約手続きが必要?
基本的には、現在使っているANAカードと同じカード会社のSFCに切り替えとなります。(VISA→VISAなど)
その場合、現在のANAカードの解約手続きは必要ありません。
カード番号は変更になりますが、そのままSFCに切り替えできます。
その場合は新しいSFC到着後、現在持っているSFCは別途カード会社へ連絡して、解約手続きが必要です。
SFCは誰でも作れる?
いいえ、誰でも申し込めるカードではありません。
SFCは、ANAの上級会員「プラチナサービスメンバー」以上になった人だけが申し込めるクレジットカードです。
このプラチナステータスを得るには、通常1年間で50,000プレミアムポイント以上(うちANAグループ便25,000ポイント以上)を獲得する必要があります。
つまり、特定の条件を満たした人だけに発行される特別なカードであり、一般のANAカードとは異なります。
SFC取得についてもっと知りたい人は、以下の「ANAプレミアムメンバーとSFCを取得するには?」の記事でより詳しく解説しています。


まとめ:SFC(スーパーフライヤーズカード)のメリット・デメリット!
SFC(スーパーフライヤーズカード)を持てば、ANAの上級会員サービスが継続的に利用可能です。
空港での優遇やマイル活用によるお得な旅行も実現できます。
家族に特典を共有できるのも嬉しいポイント。
頻繁にANAを利用する人には特におすすめです。
ただし取得には時間と費用がかかるため、計画的な「SFC修行」が必要となります。



SFC修行を始めるなら、「マイ友プログラム→ANAカード(特にANAアメックスゴールド)の保有」の流れが近道です。
- マイ友プログラムに登録してからANAカードを申し込むとボーナスマイルがもらえる
- ANAアメックスゴールドは効率的にプレミアムポイントを貯められる
ANAカードを申し込む前にマイ友プログラムに登録しよう
★耳寄り情報★
マイ友プログラムに登録しておくことで、最大5,400マイルがもらえるので必ず登録しておきましょう!
ただし、これは「ANAカードの申し込み前に登録した人」が対象です。



先にカードを作ってしまうとボーナスマイルがもらえません。
マイ友プログラムのポイント
- 登録は無料&所要時間は2〜3分程度
- ANAカードの申し込み前に紹介者情報を入力するだけ
- カード発行後、ボーナスマイルを獲得
リスク一切なしでボーナスマイルがもらえるので、登録しないと損です。
マイ友プログラムの登録方法
以下のリンクから、マイ友プログラムの登録ページを開きましょう。
\最大5,400マイルもらえる/
登録用ページに進むと、最初に紹介者情報を入力する欄があるので、紹介者番号と名前を入力します。



身近に紹介者がいない方はこちらをご使用ください。
| 紹介者氏名 | オオムラ カズヨシ |
|---|---|
| 紹介番号 | 00115022 |


紹介者情報入力したら、あとは自分の氏名と生年月日など、画面に従って入力していけば完了です。
マイ友プログラムの登録情報は3ヶ月間有効になるので、その間にお申し込みください。



5,400マイル※は540,000円分の決済に相当するマイル数です!
登録しないなんてもったいない!
※カードの種類によりもらえるポイントは異なります
ANAアメックスゴールドはプレミアムポイントが効率的に貯まる


ANAカードの種類で迷っているなら、ANAアメックスゴールドがおすすめです。
その理由は、プレミアムポイントを効率的に貯めやすい特典や仕組みが揃っているからです。
例えば、ボーナスマイルがもらえる機会が多い、ANA航空券購入のポイント還元率が高いなど。



今なら、ANAアメックスゴールドに入会すると、入会特典で最大68,000マイル相当のポイントを獲得できます!
現在ANAアメックスゴールドは新規入会キャンペーン実施中で、カードを発行して条件を達成すると最大68,000マイル相当のポイントが獲得できます。
68,000ポイントとは、すべてANAマイルに交換すればハワイをエコノミークラスで1往復(ローシーズンに限る)できるほどのポイント数となっており、お得に旅行を楽しむことができます。
条件の内容は以下の通りです。
| 条件 | 獲得ポイント |
|---|---|
| 新規入会 | 2,000マイル相当のポイント |
| 3ヶ月以内に60万円の利用 | 16,000マイル相当のポイント |
| 3ヶ月以内に100万円の利用 | 12,000マイル相当のポイント |
| 3ヶ月以内に180万円の利用 | 20,000マイル相当のポイント |
| カード利用ポイント | 18,000ポイント |
| 合計 | 68,000マイル相当のポイント |
ANAアメックスゴールドの決済金額をクリアする方法
ANAアメックスゴールドのキャンペーンは魅力的ですが、「180万円なんて本当に使えるのかな…」と感じる方もいますよね。
しかし、3ヶ月で180万円という条件は月あたりにすると約60万円。
実は、まとまった支出を少し意識して集約すれば、達成できる方も意外と多いんです。
たとえば以下のような支払いをカードでまとめると、条件クリアにグッと近づきます。
- 家族旅行や出張の費用
- Amazonや楽天での大型購入
- 家電の買い替えや引越し費用、車検代など予定していた大きな支出のタイミングを合わせる
- 税金や社会保険料の支払い
- 公共料金やスマホ・インターネットなどの固定費をまとめてカード払いに切り替える
- 家族カードを発行すれば、家族分の支払いも合算できて達成がスムーズに
「あと少し足りないかも…」というときも、ふるさと納税や税金払いなどで調整することで、無理なく達成できる方が多いです。
旅行好きの方や、まとまった出費を予定している方には、特におすすめのタイミングです。
もし満額が難しくても、背伸びしすぎずに 100万円の利用を目指すなど調整することでも十分お得なポイントがもらえますよ。
\いまなら最大68,000マイル相当のポイントGET/
SFCガイド公開中!この記事は③です。
【SFC完全ガイド】
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