ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)とは、ANAマイレージクラブの上級会員になれるANAマイラーにとって憧れのカードです。
しかし、SFCの取得方法はハードルが高く、マイルとは別にプレミアムポイントを年間で50,000ポイント貯める必要があり、東京と沖縄を17回往復する量に相当します。
ですが、ANAプレミアムメンバーのプラチナ会員資格を取得できれば、SFCを持ち続けている限りANAの上級会員サービスを受けることができるので、飛行機にたくさん乗って達成している方が多くいます。
SFCを取得すれば、ステータス性が高くなったり上級会員用の空港ラウンジの利用、キャンセル待ちの優遇など、あらゆる点で優遇が受けられるのでメリットが大きいです。
この記事では、SFCの種類ごとに分けて、特典や年会費を比較して詳しく解説します。
この記事の信頼性
『初めてマイル』を運営している「にゃも☆」です。
好きなときに好きなだけ旅行に行ける。そんな自由な生活を夢見て独立するほどの旅行好き。
クレカで貯めたマイルで飛行機に乗るのはもちろん、ポイント宿泊だけでハワイに16泊したりとしっかり使いこなす行動派。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)とは?
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)とは、ANAマイレージクラブの上級会員だけが発行できるクレジットカードです。
SFCは、頻繁にANAを利用する方に特別なサービスや優待を提供しており、飛行機をよく利用する人のみが知る希少なカードといわれています。
SFCを1枚持っていいれば、ANAプレミアムメンバーのステータスを得ることができ、年会費を支払って会員の資格を更新するだけで上級会員のステータスを維持できるので、誰もが所有したいと憧れる一枚です。
SFCを取得してしまえば、毎年航空機に乗らなくても上級会員であり続けることができるのは、非常に大きなメリットですね!
家族カードも上級会員になれる
SFCの家族カードは、プラチナステータスの資格がなくてもANAの上級会員サービスを受けることができます。
家族カードも年会費はかかるものの、本カード会員よりも半分の金額で同等の特典が利用できるので、かなりメリットが大きいです。
たとえば4人家族で旅行に行く際、子どもの分の家族カードを作れば空港での優待サービスを家族全員で受けることができるので、より充実した旅行になるといえます。
家族カードまで上級会員の特典が利用できるのは、かなりお得ではないですか?
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の入会条件
ANAユーザーが憧れるSFCは、ANAの上級カードなため入会条件が通常のクレジットカードに比べて厳しいです。
SFC取得にはマイルとは別にプレミアムポイントを貯める必要がありますが、プレミアムポイントを先に貯めたとしても、SFCの審査に落ちてしまったら意味がありません。
なので、SFCを作成する際は、
- SFCを取得する前にANAカードを作る
- ANAカード作るならマイ友プログラムに登録する
という手順でSFCを手に入れましょう。
以下では、SFCの入会条件について詳しく解説します。
SFCを取得する前にANAカードを作る
SFCを取得するには、ANAプレミアムメンバーのプラチナ会員資格を達成する必要があります。
プラチナ会員資格を達成するには、マイルとは別にフライトで積算されるプレミアムポイントを年間で50,000ポイント以上貯めなければいけません。
50,000プレミアムポイントを達成するには、ひたすら飛行機に乗ってポイントを貯めるしかなく、その名も「SFC修行」と呼ばれています。
しかし、SFC修行を達成してもスーパーフライヤーズカードの審査を通過する必要があり、審査落ちしてしまうとせっかく達成したプラチナ会員資格を失ってしまう可能性があります。
なので、SFC修行を始める前に希望するスーパーフライヤーズカードにしたいANAカードの発行をおすすめします。
マイ友プログラム
マイ友プログラムとは、ANAが主催している家族や友人に対象のカードを紹介すると、入会者にマイルがプレセントされるサービスです。
マイ友プログラムに登録してからANAカードを申し込むと、カードの種類によっては最大5,400マイルも獲得できます。
また、入会者だけでなく紹介者にもボーナスマイルがもらえるので、かなり嬉しいサービスです。
新規でANAカードを発行する方のみとなっているので、これからANAカードを作る方はANAカードを所有している方からの紹介を受けてからカードの入会をおすすめします。
まずは、マイ友プログラムに登録してからANAカードを申し込みましょう!
①マイ友プログラムに登録
以下のページを参照しつつ、マイ友プログラムに登録しましょう。
②紹介者の名前と紹介者の番号を入力
登録用ページに進むと、紹介者情報を入力する欄があるので、紹介者番号と名前を入力します。
紹介番号 | 00115022 |
---|---|
カナ氏名 | オオムラ カズヨシ |
紹介者情報入力後、自分の氏名と生年月日を入力して完了です。
マイ友プログラムの登録情報は3ヶ月間有効になるので、その間にお申し込みください。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の種類
SFCには、一般カード、ゴールドカード、プレミアムカードとランクごとに種類がことなります。
以下では、SFCの種類について詳しく解説します。
一般カード
一般カードは全部で3種類あります。(年会費11,275円)
- ANAスーパーフライヤーズカード VISA (SFC VISA)
- ANAスーパーフライヤーズカード マスターカード (SFC マスター)
- ANAスーパーフライヤーズカード JCB (SFC JCB)
ゴールドカード
ゴールドカードは全部で5種類あります。(年会費16,500円~34,100円)
- ANAスーパーフライヤーズカード VISA (SFCゴールド VISA)
- ANAスーパーフライヤーズカード マスターカード (SFCゴールド マスター)
- ANAスーパーフライヤーズカード JCB (SFC JCBゴールド)
- ANAダイナース スーパーフライヤーズカード (SFCダイナース)
- ANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズカード VISA (SFCアメックスゴールド)
プレミアムカード
プレミアムカードは全部で4種類あります。(77,000円~170,500円)
- ANA JCB スーパーフライヤーズカード プレミアム (SFC JCBプレミアム)
- ANA VISA プラチナ スーパーフライヤーズカード (SFC VISAプレミアム)
- ANA ダイナース スーパーフライヤーズプレミアムカード (SFC ダイナースプレミアム)
- ANA アメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズカード ・プレミアム・カード (SFC アメックスプレミアム)
種類が多すぎて、どのカードを選べばいいか悩みますよね。。。
ズバリ!スーパーフライヤーズカードは、ゴールドカードがおすすめだといえます!
一般カードは、年会費が高い割に特典が少なく、別途で5,500円~6,600円(税込)の移行手数料が必要となります。
移行手数料を払わないと、通常100円=1マイル貯まるところが100円=0.5マイルになってしまいます。
移行手数料を含めると、一般カードの年会費はゴールドカードとほぼ変わらず、より多くの特典が利用できるのでゴールドカードがおすすめです。
以下では、SFCのゴールドカードの年会費や特典について比較していきます。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のゴールドカードを比較
SFCのゴールドカードは5種類あり、それぞれ年会費や付帯する特典内容が異なります。
以下では、
- 年会費
- 入会キャンペーン
- マイルの還元率
- 特典
についてカードの種類ごとに比較していきます。
年会費を比較
カード | 年会費 | マイル移行手数料 | 家族カード年会費 |
---|---|---|---|
ダイナース | SFC 30,800円 | なし | 30,800円 |
アメックスゴールド | SFC34,100円 | なし | 34,100円 |
ゴールド VISA | SFC16,500円 | なし | 16,500円 |
ゴールド マスター | SFC16,500円 | なし | 16,500円 |
ゴールド JCB | SFC16,500円 | なし | 16,500円 |
コスパで選ぶなら、VISA、マスターカード、JCBがおすすめですね。
入会キャンペーンを比較
カード | マイ友プログラム | ANAキャンペーン | カード会社 キャンペーン | 合計獲得マイル |
---|---|---|---|---|
ダイナース | SFC 2,000 | 70,000 | 77,000 | 149,000マイル |
SFCアメックスゴールド | 2,000 | 70,000 | 68,000 | 140,000マイル |
ゴールド VISA | SFC2,000 | 70,000 | 2,000 | 74,000マイル |
ゴールド マスター | SFC2,000 | 70,000 | 2,000 | 74,000マイル |
ゴールドJCB | SFC 2,000 | 70,000 | 133,000 | 205,000マイル |
入会キャンペーンでは、カードの利用条件に応じてボーナスマイルを獲得できます。
VISAやマスターは他のカードに比べて年会費が安いですが、獲得できるマイル数が少ないです。
しかし、JCBは年会費が安い上に獲得できるマイル数が非常に高いので、マイル数で選ぶならコスパ最強のJCBがおすすめです。
マイルの還元率を比較
カード | 還元率 | ANA利用の還元率 | フライトボーナス | カード更新マイル | 特別ボーナス |
---|---|---|---|---|---|
ダイナース | SFC 1% | 2% | 40% | 2,000マイル | 2,000マイル |
SFCアメックスゴールド | 1% | 3% | 40% | 2,000マイル | 2,000マイル |
SFCゴールド VISA | 1% | 2% | 40% | 2,000マイル | 2,000マイル |
SFCゴールド マスター | 1% | 2% | 40% | 2,000マイル | 2,000マイル |
ゴールド JCB | SFC 1% | 2% | 40% | 2,000マイル | 2,000マイル |
特別ボーナスは、SFCメンバーへの特別ボーナスマイルのことです。
表を見ると、全体的にマイルの還元率は大きな差はありません。
しかし、ANAの航空券購入や機内販売でカードを利用した場合、SFCアメックスゴールドのポイント還元率が3%と高還元率となっています。
特典・保険を比較
カード | プライオリティパス | 国内空港 カードラウンジ | 手荷物宅配 サービス | 航空機遅延補償 | 国内旅行 保険 | 海外旅行 保険 |
---|---|---|---|---|---|---|
SFC ダイナース | 海外ラウンジ 特典あり | 1名無料 | 帰国時 | なし | 1億円 (自動付帯) | 1億円 (自動付帯) |
SFCアメックスゴールド | あり (年2回無料) | 2名無料 | 往復 | 海外(利用付帯) | 5,000万円 (利用付帯) | 1億円 (利用付帯) |
SFCゴールド VISA | なし | 1名無料 | なし | 国内(利用付帯) | 5,000万円 (利用付帯) | 5,000万円 (自動付帯) 1億円 (利用付帯) |
SFCゴールド マスター | なし | 1名無料 | なし | 国内(利用付帯) | 5,000万円 (利用付帯) | 5,000万円 (利用付帯) |
SFC JCBゴールド | なし (ラウンジキーで海外ラウンジ利用可能) | 1名無料 | なし | 海外/国内 (自動付帯) | 5,000万円 (自動付帯) | 5,000万円 (利用付帯) |
プライオリティパスラウンジを利用したい方は、SFCアメックスゴールドがおすすめです。
プライオリティパスとは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できるサービスです。
通常プライオリティパスは年会費がかかりますが、SFCアメックスゴールドを所有していれば年2回まで無料でラウンジを利用できるのでかなりお得です。
また、海外•国内旅行保険も一部利用付帯ですが、SFCダイナースとSFCアメックスゴールドは最高1億円まで補償してくれるので、かなり手厚いです。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のおすすめカードは?
SFCについて特典や年会費を比較してきましたが、一番おすすめのカードはSFCアメックスゴールドだといえます。
理由は、
- ANA航空券の購入やANAグループでの買い物はポイント還元率が2%
- 300万円以上の決済でANA SKY コイン10,000円分進呈
- 空港カードラウンジが同伴者1名も含め無料
- 海外での充実の日本語サポート
- プライオリティ・パスに無料で登録可能(年2回までラウンジ利用無料)
といった部分が、同じゴールドカード5種類の中で比較すると他のカードより優れているからです。
特に、SFCアメックスゴールドはマイルが貯めやすく、ポイントも無期限で貯めることができるので、有効期限を気にせずに貯めることができるのは大きなメリットだといえます。
SFCアメックスゴールドを所有するなら、まずはANAアメックスゴールドの取得をおすすめします。
ANAアメックスゴールドでも、ANA上級会員の特典を除いた同じカード特典が付帯しているので、SFC修行をする前にANAアメックスゴールドを取得しましょう。
ANAアメックスゴールドの特典やメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の切り替えの注意点
SFCは、他のカードブランドに切り替えが可能です。
以下では、SFCのカード切り替え時の注意点を解説します。
ANAカードからスーパーフライヤーズカードに切り替えができる
すでに所有しているANAカードを、ANAスーパーフライヤーズカードに切り替えることができます。
スーパーフライヤーズカード取得後でも他のブランドを希望する際は、会員資格を失うことなくブランドの切り替えが可能です。
たとえば、ANA VISAゴールドでSFC修行をして、SFCを取得してからANAアメックスゴールドに切り替えたい場合、簡単にできます。
ANAスーパーフライヤーズカードは1人1枚のみ
1人で、複数のブランドのANAスーパーフライヤーズカードを持つことはできず、1人1枚のみとなっています。
スーパーフライヤーズカードではないANAカードでしたら、別ブランドであれば複数枚持つことは可能です。
まとめ: ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を比較
今回はSFCを比較してきました。
特にSFCは入会条件が厳しいので、持っているだけで周りから一目置かれたり、ホテルの会計時に提示すると良い対応が受けられたりと、所有するだけでもメリットはあります。
また、SFCは一般・ゴールド・プレミアムと種類がありますが、年会費を見ると作成しやすいのは一般カードとゴールドカードだといえます。
しかし、一般カードとゴールドカードの年会費の差はなく、その上一般カードに付帯する特典内容はゴールドカードよりも劣っているのでおすすめしません。
それならゴールドカードを所有した方が、年会費を上回るサービスが付帯しているのでよりお得だといえます!
特にゴールドカードの中でもANAアメックスゴールドは、ポイントやマイルの還元率が高く、ANAを頻繁に利用する方は効率的にマイルが貯まり、貯まったマイルを航空券に変えてお得に旅行が楽しめます。
他のゴールドカードには付帯していないプライオリティパスも付いているので、通常の空港ラウンジよりもより上質なサービスを受けることができ、この特典だけでも年会費をペイできてしまいます。
SFCアメックスゴールドを取得する前に、まずはANAアメックスゴールドの取得をおすすめします。
SFCを取得するにはANAプラチナメンバーのプラチナ会員資格の達成が必要となるので、資格達成後にカードの審査落ちをしてしまうとせっかく達成したプラチナ会員資格を失ってしまう可能性があります。
なので、先にクレジットカードを発行しましょう!
さらに、ANAアメックスゴールドは新規入会キャンペーン中で、条件をクリアすると最大68,000ポイント獲得できます。
ANAアメックスゴールドの入会キャンペーンについては以下の通りです。
新規入会キャンペーン
現在ANAアメックスゴールドは新規入会キャンペーン実施中で、発行してから条件達成で最大68,000ポイント獲得できます。
68,000ポイントとは、ハワイをビジネスクラスで往復できるほどのポイント数となっており、お得に旅行を楽しむことができます。
通常、ハワイまでビジネスクラスを利用すると安くても50万円、高い時期ですと70万円以上かかるので、この特典だけでも年会費を20倍以上超えるお得な特典だといえます。
より詳しくANAアメックスゴールドの入会キャンペーンについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
マイ友プログラム
マイ友プログラムに登録してからANAアメックスゴールドを申し込むと、2,000マイルがプレゼントされます。
①マイ友プログラムに登録
以下のページを参照しつつ、マイ友プログラムに登録しましょう。
②紹介者の名前と紹介者の番号を入力
登録用ページに進むと、紹介者情報を入力する欄があるので、紹介者番号と名前を入力します。
紹介番号 | 00115022 |
---|---|
カナ氏名 | オオムラ カズヨシ |
紹介者情報入力後、自分の氏名と生年月日を入力して完了です。
マイ友プログラムの登録情報は3ヶ月間有効になるので、その間にお申し込みください。
マイ友プログラム経由で登録すると2,000マイル獲得でき、さらに紹介で入会した場合68,000マイル獲得できできるので、合計70,000マイル受け取ることができます。
ANAアメックスゴールドの発行を考えている方は、マイ友プログラムへの登録後、紹介での入会をおすすめします。