
ANAアメックスゴールドとマリオットアメックスプレミアム、2枚持ちは本当にお得?自分に向く条件や使い分けが知りたい。
2枚持ちは「マリオットを定期利用」かつ「年間400万円以上の決済で無料宿泊券を確実に取れる人」ならアリ。
日常決済は基本マリオットアメックス、ANA関連の支払いだけANAアメックスゴールドに集約するのが最適解です。
条件を満たせない場合は年会費が割高になりやすく、宿泊先も航空券選びも自由度が下がるため2枚持ちは非推奨。
条件に当てはまる人なら、航空券(ANA特化)+宿泊(マリオット特化)にすることで高効率で節約できます。



2枚持ちの適性チェック、年間いくら使えば得か、そして最も得するカードの使い分けの具体例が分かります。
- 適性チェックが最優先:マリオット定期利用×年400万円以上決済で2枚持ちは本領発揮
- 支払い配分の鉄則:日常はマリオット、ANA関連のみANAアメックスゴールド
- マイル戦略:マリオットポイントもマイル移行がおすすめ。約40社へ移行OK、60,000ptごとに+5,000マイルで実質1.25%
- 公共料金は最小限:マリオットは200円=1ptと低率、達成不足の埋め合わせに留める
ANAアメックスゴールドとマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの2枚持ちの絶対条件
2枚のカードを組み合わせて最大限のメリットを得られるかどうかは、特典の細かい仕様やカードのスペック以前に「あなたが以下の条件に当てはまるか」で決まると言えます。
マリオット系列ホテルのファンである


マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは、ただポイントを貯めるためのカードではありません。
所有するだけでMarriott Bonvoyエリート資格『ゴールドエリート資格』が付与され、客室アップグレードやレイトチェックアウトといった優待を受けられます。
つまり、マリオット系列のホテルを利用してこそ価値がある仕組みです。
逆に言えば、
- いろんな系列のホテルに泊まってみたい人
- 年に何度もホテル泊するほど余裕がない人
にとっては、このカードとの相性が良いとは言えません。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持つなら、マリオットブランドに魅力を感じ、定期的に利用するライフスタイルであることが価値を感じられる必須条件となります。
年間400万円以上のカード決済が狙える
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムで以下の条件を満たすと、75,000ポイント相当の無料宿泊券がもらえます。
- 年間のカード利用額が400万円以上
- カードを更新(利用継続)する
この無料宿泊券には約5万円相当の価値があるので、これだけで年会費の大部分をペイできることになります。
普段から生活費や旅行代をカード決済にまとめ、年間400万円以上の利用が十分に見込める人であれば、ANAアメックスゴールドと組み合わせて「航空券+ホテル」の両面で圧倒的にお得になります。
逆にこの条件を満たせない場合、年会費分で自由にホテルを選んで宿泊した方がコスパが良かった、ということにもなりかねないので、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはあまりおすすめできません。



それでもマリオットが好き!という人は、もう少し手軽なマリオットボンヴォイアメックス(プレミアムではない)を検討してみるのも良いでしょう!
ANAが好き!SFCも意識している
これまた当然の話ではありますが、ANAアメックスゴールドはANAの飛行機に乗る・ANA系列のサービスを利用してこそ真価を発揮します。



特に、ANAの飛行機に乗ったときに付与されるマイルが25%アップするフライトボーナスが強い!
さらに、ANAカードを持っていると条件を満たすことで憧れのスーパーフライヤーズカード(SFC)への切り替えができるので、ANAファンならぜひ持っておきたい1枚です!
SFCの詳細はこちら!


ANAの飛行機が快適で好き!という方にはピッタリですが、他の航空会社の選択肢も常に持っておきたい場合は逆にこのカードが縛りになってしまいます。
ANAアメックスゴールドにはプライオリティラウンジ利用資格と2回分無料利用※もついていますが、それだけで3万円オーバーのカードを持つのはコストに見合わないでしょう。
※2回目以降も35ドルで利用可。資格がなければ料金を払っても利用することはできません。
プライオリティパスの詳細はこちら!


やはり、ANAカードを持つなら優先的にANA便を選んでこそメリットを発揮します。



これらの条件に当てはまるという方のために、この2枚のカードをさらに詳しく見ていきましょう!
ANAアメックスゴールドとマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの基本スペック
ANAアメックスゴールドとマリオットボンヴォイアメックスプレミアム。まずは、この2枚のカードの基本スペックから見ていきましょう。
| ANAアメックスゴールド | マリオットボンヴォイ アメックスプレミアム | |
|---|---|---|
| カード | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 年会費 | 34,100円(税込) | 82,500円(税込) |
| 家族カード | 1枚あたり17,050円(税込) | 1枚目無料、2枚目以降41,250円(税込) |
| 継続特典 | 2,000マイル | 無料宿泊券※ プラチナエリート会員※ 毎年15泊分の宿泊実績 ※条件あり |
| ポイント還元率 | 1% ANAグループなら3% | 3% Marriott利用なら6% 公共料金は0.5% |
| マイルの還元率 | 1% ※ANAマイルのみ | 最大1.25% |
| 保険 | 海外旅行保険(利用付帯) 国内旅行保険(利用付帯) | 海外旅行保険(利用付帯) 国内旅行保険(利用付帯) |
| 空港ラウンジ※ | ◯ 同伴1名も無料 | ◯ 同伴1名も無料 |
| プライオリティパス | 年2回まで無料 3回目以降は35ドル | 付帯なし |
| その他特典 | ・ANA国際線優先チェックイン ・ANA予約サービス ・フライトボーナスマイル | ・ダイニング20%還元 (年間最大10,000円) ・空港スーツケース宅配 |
※この2枚のカードを持っていても、空港ラウンジに無料で入れるのは同伴1名までです。
ANAアメックスゴールドが良い理由
【ANAアメックスゴールドカード】


\いまなら最大68,000マイル相当のポイントGET/
とにかくANAマイルに特化
ANAアメックスゴールドカードの強みは、その名の通りANAマイルを貯めるのに特化していることです。
- ANA便のフライトマイルが25%アップ!
- ANA航空券の購入ならポイント還元率3%
- ポイント⇒マイル交換レートは1:1
- ポイント⇒マイル交換の上限なし!
※他のアメックスカードは40,000マイルまで
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムでもポイントをマイルに交換することができますが、ANAに乗るときのお得さが圧倒的に変わります。
こんなに違う!ANAカードのあり/なしを試算!
たとえば、成田⇔シンガポールの往復で試算してみると…
- チケット代は約5万円×2(往復)
- 獲得マイルは3,300マイル×2(往復)
- エコノミークラス・積算率70%と想定
ANAカードが無いと…
| 獲得できるマイル | 6,600マイル×70%=4,620マイル |
|---|---|
| チケット代のカード決済ポイント | 10万円×還元率1.0%=1000ポイント⇒333マイル ※交換レートは3P=1マイル |
| 合計獲得マイル | 4,953マイル |
ANAカードがあると…
| 獲得できるマイル | 6,600マイル×70%×1.25倍=5,775マイル |
|---|---|
| チケット代のカード決済ポイント | 10万円×還元率3.0%=3000ポイント⇒3,000マイル ※交換レートは1P=1マイル |
| 合計獲得マイル | 6,075マイル |



ANAアメックスゴールドがあるかないかで、たった1回海外に行くだけで1000マイル以上の差がつくこともあるんです
- ANAマイル移行コース:年会費6,600円
- メンバーシップ・リワード・プラス:年会費3300円
ANAカードはゴールドがおすすめ!



ANA提携カードには3つのクラスがありますが、マリオットアメックスが視野に入る経済水準の方ならゴールドが最適です!
| ANAカードクラス | 概要 |
|---|---|
通常![]() ![]() | 年会費7,700円 フライトボーナス10% ANAカードを作って本格的にマイルを貯めるならスペック的にやや中途半端な印象 |
ゴールド![]() ![]() | 年会費34,100円 フライトボーナス25% 効率よくANAマイルを貯めるのにバランス良いスペック |
プレミアム![]() ![]() | 年会費165,000円 フライトボーナス50% ANA関連特典は最強だが、【ANAゴールド+マリオットアメックス】の2枚持ちよりも年会費が高くなってしまう |
ANAアメックスゴールドの詳細はこちら


スーパーフライヤーズカード(SFC)への切り替えが可能
ANAアメックスを持っているだけでもマイルの貯まりやすさが圧倒的に変わりますが、ANA提携カードは一定の条件を満たすことでスーパーフライヤーズカード(SFC)に切り替えることができます。
スーパーフライヤーズカード(SFC)
ANAの上級会員(プラチナ以上)になった人だけが申し込める、クレジットカード一体型の特別会員カードです。
一度発行すれば、カードを持ち続ける限り ANA上級会員と同等の特典を継続的に受けられます。
特典例:ラウンジ利用、優先搭乗、手荷物優先返却など
通常の上級会員資格は条件を達成した1年間限りですが、SFCを作ればカードを更新するだけでその待遇を半永久的に維持できるのが最大のメリットです。
フライトボーナスやポイントからの移行で獲得したマイルはANA会員ステータス条件には反映されませんが、SFCがあれば一度獲得したANA上級会員ステータスをカード更新だけで維持できるのが最大の魅力です。
SFCの詳しい情報はこちら!


★耳寄り情報★
マイ友プログラムに登録しておくことで、最大5,400マイルがもらえるので必ず登録しておきましょう!
ただし、これは「ANAカードの申し込み前に登録した人」が対象です。



先にカードを作ってしまうとボーナスマイルがもらえません。
マイ友プログラムのポイント
- 登録は無料&所要時間は2〜3分程度
- ANAカードの申し込み前に紹介者情報を入力するだけ
- カード発行後、ボーナスマイルを獲得
リスク一切なしでボーナスマイルがもらえるので、登録しないと損です。
マイ友プログラムの登録方法
以下のリンクから、マイ友プログラムの登録ページを開きましょう。
\最大5,400マイルもらえる/
登録用ページに進むと、最初に紹介者情報を入力する欄があるので、紹介者番号と名前を入力します。



身近に紹介者がいない方はこちらをご使用ください。
| 紹介者氏名 | オオムラ カズヨシ |
|---|---|
| 紹介番号 | 00115022 |


紹介者情報入力したら、あとは自分の氏名と生年月日など、画面に従って入力していけば完了です。
マイ友プログラムの登録情報は3ヶ月間有効になるので、その間にお申し込みください。



5,400マイル※は540,000円分の決済に相当するマイル数です!
登録しないなんてもったいない!
※カードの種類によりもらえるポイントは異なります
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの強みと弱み
続いて、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム(以下、マリオットアメックス)の特徴も見てみましょう。
【マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム】


\いまなら最大19,000ポイントGET/
ステータス性・希少性は抜群
2025年8月に、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの内容が改訂され、いわゆる”改悪”と言われていることをご存知の方も多いでしょう。
改定前には以下のような状況がありました。
- 所有者が多すぎる問題
-
本来はハイステータスカードなのに、旅行好きやマリオットファンの間では“みんな持っている状態”で特別感がない。
- アップグレード特典が適用されにくい
-
特典として「空室があれば無料で客室アップグレード」とされていても、保有者が増えすぎた結果、実際には適用される機会が少なく特別感が感じにくかった。
結果的に、今回の改定(改悪)の影響で解約を選らんが人も少なくありません。
しかし、裏を返せば 本当に価値を引き出る人だけが持つカード となり、以前のような「誰でも持っているカード」から、再びハイステータス性を強く感じられるカードに戻ったとも言えます。
じつは ポイント⇒マイル交換 が優秀!
マリオットアメックスは、ホテルグループとの提携カードなので、貯まったポイントは宿泊に使うのが王道なのでは?と思いきや、じつはマイルに交換するのもかなりお得なんです。
先ほど紹介したANAアメックスの欠点は、ANA以外の航空会社のマイルには一切交換できないこと。
それをカバーしてくれるのがこのマリオットアメックスです。
マリオットアメックスのマイル交換先は約40の航空会社をカバー。もちろん、JALも含まれています。
マリオットアメックスのポイントをマイル交換できる航空会社の一覧はこちら!
ポイントの交換レート
マリオットアメックスのポイント⇒マイル交換レートは3:1です。
交換レート:3ポイント⇒1マイル
これは、レート的に不利では?と思いますよね。ですが、一般的なゴールドカードは100円=1ポイントのところ、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは100円=3ポイントなので、マイルへの還元率で考えればどちらも同じ1%です。
| マリオットアメックス | 一般的なカード | |
|---|---|---|
| 日常的な買い物 | 3% 100円⇒3ポイント | 0.5~1.0% 100円⇒1ポイント |
| マリオットでの利用 | 6% | 0.5~1.0% |
| 公共料金 | 0.5% | 0.5~1.0% |
マイル交換時にボーナスがつく
さらに、マリオットアメックスのポイントをマイルに交換すると、60,000ポイントごとに5000マイルのボーナスがついてきます。これがかなりすごい!
60,000ポイント ⇒ 20000マイル+5000ボーナスマイル
▶マイル還元率 1.25%
ポイントはの大きな魅力は、貯めたポイントを高効率でマイルに移行できる点です。


通常なら60,000ポイントで5000マイルのところ、ユナイテッド航空に限り60000ポイントをマイルに交換すると、さらにボーナスで10,000マイルがもらえます!



これならマイル還元率は実質1.5%!
宿泊先の選択肢が狭まる
一方で、マリオットアメックスを持つ宿命として、良くも悪くも宿泊先がマリオット系列ホテルに絞られることです。
せっかくマリオットのゴールドエリート以上のステータスがつくので、積極的に対象ホテルを利用したいところですが、行きたい場所の近くに対象ホテルがない場合はどうしようもありません。



高級ホテルがあるリゾート地が好きか、ちょっとマニアックな土地を訪れるのが好きかで相性の良さが変わってきますね。
損益分岐点が高い
冒頭でもお伝えした通り、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは年会費が82,500円。
それ相応の特典がついていますが、どれも利用してはじめて価値を発揮するものばかりです。
年間決済額の目安
| 無料宿泊券 | 年間400万円以上 |
|---|---|
| マリオット・プラチナエリート | 年間500万円以上 ※ゴールドエリートは無条件付帯 |
このカードの決済額が上記をクリアすることが損益分岐点を超える簡単な目安です。
さらに国内・海外問わずマリオット系列ホテルに年に数回は宿泊してこそ価値を感じられる1枚と言えます。
ANAアメックスゴールドとマリオットボンヴォイアメックスプレミアム2枚持ちの運用方法
クレジットカードを2枚持ちすることで、自分に必要な特典だけをピンポイントにカバーできます。
しかし1枚だけのときと比べると、カードの使い分けがより重要になります。



ここからは、おすすめのカード&ポイントの活用法を紹介していきます。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムをメインカードにする
ANAアメックス、マリオットアメックスにはそれぞれ一定以上の額を決済することで受け取れる特典があります。
| ANAアメックスゴールド | 300万円以上利用 ⇒10,000ANA SKYコイン |
|---|---|
| マリオットアメックスプレミアム | 400万円以上利用 ⇒無料宿泊券 |
| マリオットアメックスプレミアム | 500万円以上利用 ⇒プラチナエリートステータス |
このなかで最も価値が高いのが無料宿泊券です。
また、マリオットの会員ステータスを活かせるのもホテルに宿泊してこそなので、無料宿泊券を確実にGETすることがこの2枚持ちの真価を発揮するカギと言えます。
公共料金の支払いは最低限に
年間の決済額を安定して稼げる支払いの1つが公共料金です。
しかし、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの場合、公共料金の支払いはポイント還元が200円=1ポイントと他と比べて極端に低いです。
そのため、日々の買い物、電子マネーへのチャージ、旅行代金などから優先的に集約し、それでもどうしても400万円に満たない場合だけ公共料金の支払いも集約すること検討しましょう。
他のカードでも、公共料金に関してはポイント付与が200円=1ポイントのものもありますが、マリオットアメックスの場合は1ポイントの価値が低いことに注意しましょう。
ANAアメックスゴールドを使うのはANAに乗るときだけ


ANAアメックスゴールドで決済するのは、ANAの航空券を購入するときと、ANAグループ関連での支払いに限定しましょう。
もし、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの方の必要な年間利用額をクリアできているようであれば、ANAアメックスゴールドの10,000ANA SKYコインを狙うのもアリです。(年間300万円の利用で獲得)
ポイントを貯めるならマリオット優先
ANAアメックスゴールドに貯まったポイントはANAマイル、およびANA関連のサービスにしか使えないのに対し、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのポイントはANA、JALを含む多くの航空会社のマイルに交換できるのでこちらの方が使い勝手が良いです。



還元率アップ対象外のところで使うなら、マリオットアメックスでもANAアメックスゴールドでもマイルへの還元率は同じです。
しかも、60,000ポイントごとに5,000マイルのボーナスがもらえることを考慮すると、ポイント⇒マイルの還元率はマリオットアメックスの方が上です。
マリオットポイント⇒マイル交換がおすすめ
純粋にポイントをマイルに交換するだけならANAアメックスゴールドよりもマリオットアメックスの方が還元率が高いです。(上記の5,000マイルボーナスがあるため)
そして、マリオットホテルの利用に関してはポイント付与率が6%(100円=6ポイント)にまで跳ね上がります。
つまりトータルのコストが同じならホテル代を抑えるよりも航空チケット代を抑えて、宿泊費はマリオットアメックスで払う方がお得。
そのため、マリオットアメックスに貯まったポイントは、宿泊ポイントとして利用するよりマイルに交換する方が賢い使い方だと言えます。
カード2枚持ちの隠れたメリット



年会費が有料のカードを2枚持つことは贅沢にも感じられますが、意外なメリットもあるんです。
特典の過剰を避けられる
今回紹介した2枚のカードは、年会費の合計が116,600円です。
けっして安くない年会費ですが、例えばアメックスプラチナ(年会費:165,000円)と比べれば5万円近く維持費を抑えられます。
アメックスプラチナには、
- ファイン・ホテル・アンド・リゾーツ(FHR)
- ザ・ホテル・コレクション
といった、より多くのホテルグループで優待が受けられる特典も含まれています。
とはいえ、予算的に年間で旅行に行ける回数は限られているわけですから、特典が多すぎても活かしきれない過剰な状態になってしまいます。
その点、ANAアメックスゴールドで飛行機のみ、マリオットアメックスで宿泊のみのように、特典が限定的な2枚のカードを組み合わせることで、必要なところだけカバーしつつ年会費を抑えられます。
年会費の支払いタイミングをずらせる
アメックスのクレジットカード年会費は、入会した翌月または2か月後が毎年の年会費の請求月となります。
つまり、2枚持ちするカードの申し込みタイミングをずらすことで、年会費の支払いのタイミングを分散させることもできます。
家族カードの選択肢も広がる
クレジットカードには家族カードといって、本会員と同等レベルのカードを格安(または無料)で発行できるサービスがあります。
カード2枚持ちの場合であれば、家族カードは片方だけ発行する/両方とも作るなど、必要に応じて追加コストを調整しやすいのもメリットです。
| カード | 家族カード条件 |
|---|---|
| マリオットボンヴォイ アメックスプレミアム | 1枚無料 2枚目以降は41,250円(税込) |
| ANAアメックスゴールド | 1枚につき17,050円(税込) |
【ANAアメックスゴールドカード】


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【マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム】


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カード2枚持ちのデメリット



2枚持ちのデメリットもしっかり把握しておきましょう。
特典が重複する
今回でいえば、航空券用と宿泊用で用途を分けていますが、それでもやはり一部の特典は重複してしまいます。
その一例が以下です。
- 旅行保険
-
2枚のカード両方に、国内旅行保険/海外旅行保険がついていますが、万一なにかあったときにこれらの補償内容が二重に支払われることはありません。
- 空港ラウンジ
-
どちらのカードも『同伴者1名まで無料』となっていますが、2枚のカードを合わせても3人が無料で入れるわけではありません。
とはいえ、今回はケースは賢く使い分けているのでさほど気にする必要はないでしょう。
上記の特典が年会費に占める割合は軽微です。
管理・使い分けに気を遣う
メインのカードを1枚持っているだけなら、とにかく決済をそこに集約すればOKです。
しかし2枚のカードを持つのであれば、以下の点を考慮しながら上手に使い分ける必要があります。
- この決済はどちらのカードで払うのが得か?
- 継続特典がもらえる条件の(利用額)の達成状況は?



これがむしろ楽しいと思える人には相性抜群ですね!
ポイントの合算はできない
同じアメックスのカードでも、たとえばアメックスグリーンとアメックスゴールドプリファードのポイントであれば合算が可能です。(「名義が同じ」などの条件あり)
しかし、今回のANAアメックスゴールドとマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの場合は、使い道や付与割合が全く異なるのでポイントを合算することはできません。
ポイントの有効期限がない点は安心ですが、貯まるポイントがそれぞれのカードに分散してしまうことは理解しておきましょう。
ANAアメックスゴールド+マリオットボンヴォイアメックスプレミアム
2枚持ちのQ&A
- 2枚持ちは誰におすすめ?
-
マリオット系ホテルを年に数回以上使い、カード決済を年間400万円以上に乗せられる人。これでマリオットの無料宿泊券(約5万円相当)を確実に取りにいけます。
- 日々の支払いはどちらを使う?
-
基本はマリオットアメックス。通常3%、マリオット決済は6%で貯まりやすく、マイル移行のボーナスも魅力。ANA関連の決済だけANAアメックスゴールドに回します。
- マイルを貯めるならどっちが有利?
-
ANA搭乗やANA購入時はANAアメックスが有利(フライトボーナス+25%、ANAグループ3%)。一方で汎用的に貯めて航空会社を選びたいなら、マリオット→約40社へ移行可能、60,000pt毎に+5,000マイルで実質1.25%が強みです。
- 公共料金はどのカードで払うべき?
-
マリオットは200円=1ptと低率。継続特典の条件の補填として最小限の集約にとどめ、基本は日常・旅行関連の支出で年間400万円を目指すのが効率的です。
- SFC(スーパーフライヤーズカード)は関係ある?
-
ANA提携カードを持っていれば、所定条件の達成でSFCへの切り替えが可能。SFC獲得後はカード更新で上級会員状態を維持できる点が大きな魅力です(獲得条件の達成自体は別途必要)。
- 空港ラウンジやプライオリティ・パスはどうなる?
-
ANAアメックスゴールドは空港ラウンジ同伴1名無料に加え、プライオリティ・パスは年2回無料(3回目以降は35ドル)。
マリオットアメックスにはプライオリティ・パス付帯はありません。
また、2枚持ちでも同伴無料人数が増えるわけではありません。
- ポイントは合算できる?
-
ANAアメックスのポイント(ANA特化)とマリオットポイント(宿泊・多社マイルへ移行可能)は性質が異なり合算不可。
貯まる先が分かれるため、管理と使い分け方針が重要です。
- 年会費は合計いくら?高くない?
-
合計116,600円(税込)。
高額ではあるものの、アメックスプラチナ(165,000円)より低コストで「飛行機(ANA特化)+宿泊(マリオット特化)」に資源集中できます。
特典を使い切れる人なら回収可能性は高いです。
- 改悪があってもマリオットを選ぶ価値は?
-
所有者のふるい落としで希少性・ステータス性が回復。
適性のある人(利用頻度&決済額)にとっては、依然として無料宿泊券やマイル移行ボーナスなどの価値は大きいです。
- ANAアメックスゴールドを日常決済に使うのはNG?
-
2枚のカードがるなら、普段づかいにANAアメックスゴールドを使うのはおすすめしません。
年300万円の利用で10,000 ANA SKYコインも狙えるなら検討余地ありですが、あまずはマリオット側の無料宿泊券の条件達成(400万円)を最優先に。
まとめ
ANAアメックスゴールドとマリオットアメックスプレミアムの2枚持ちは、マリオットを定期利用し、年間400万円以上の決済ができる人におすすめです。
支払いは日常・旅行=マリオット、ANA関連=ANAアメックスに分ければ効率よくポイントやマイルを貯められます。
カードの使い分けや年会費の損益分岐の考え方も重要ですが、それ以前に、様々な選択肢があるなかで
- 飛行機なら断然ANAに乗りたい!
- ホテルならマリオットがいい!
と思えるかどうかが、このカードの2枚持ちに価値を感じられるかどうかの最大の分岐点です。
これに当てはまる人なら、作った方がお得!といえるベストな組み合わせだと言えます。
【ANAアメックスゴールドカード】


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